灯りテラス          色と言葉とお茶の時間 akariteras.exblog.jp

体あっての経験と感覚かな。

かつて全身麻酔をしたことがありましてのう。

そのとき、予想していなかったことが起こりました。

赤ちゃんがお腹のなかから天国さ行った後の手術だったので、心もかなりのダメージを
負っていたのですが、いざ麻酔をかけて手術となるとあら不思議…
体の感覚がゼロになると同時に感情までもが無くなったのです。

そこにあるのは思考のみ。
思考かな、違うかな。
魂だけが残ったという方が近いかも。

嬉しい、悲しい、怒りたい、情けない、みじめ、楽しい、しあわせ、生きたい、もうやめたい、、、

そんな感情がどこを探してもありませんでした。

あれ?ショックでこうなったのかな、とも考えても違いました。
事実だけが言葉と共に存在するだけ。

あぁ、手術したね、わたし。
そして赤ちゃんは天国に無事に行ったね。
うん、そうだ。そうだ。
それでいま病院のベッドの上で。
目が覚めようとしているんだ。
目が覚めるということは、体て、あるよねぇ。
うん、あるね。
これ、わたしの体だねぇ。
あら、そこに旦那さんがいるじゃない。
そうかそうか、うん。

こんな感じ。

しかーし!!
麻酔が切れてきて体の感覚が戻ってくると同時に、感情も戻ってきました。

うそでしょ、赤ちゃんもういないなんて。
なんでわたしが?
ヤダヤダ!!返して返して、赤ちゃん返してっ
わたしは何か悪いことした?
どうしてどうして
やだやだやだやだやだやだー

止まらない涙。

という経験でした。

それから数年たったいま思うのはですね、肉体が授けられているからこそ感覚や感情があり、
それがその人の経験になって魂をキュコキュコ磨いてくれるのねーてことです。

悲しいとか苦しいとか一見マイナスに思える感情も、心身共に与えられているからこそ味わえる
ことなんだと。

まぁ、嫌なものは嫌と感じるのも自然ですけどね。
でも味わい尽くすのが「生きてこそ、生かされてこそ」なのかな。

自分の感情と向き合ったり事実を受け入れるのが大変なときも、もちろんありますよね。

魂は傷つくことは決してなくて、磨かれるだけ。

キュコキュコ作業がしんどくなりすぎないように、セラピーがあるよなぁてしみじみ思います。

ちょこっとだけ、エイエイオー

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by akariterrace | 2014-11-22 16:31 | なんとなしのはなし